• 堺菊守の重陽と菊月

    堺の包丁は、安来鋼と地金の性質が異なる2種の鉄材を打ち合わせ、硬柔の性質を併せ持つ世界でも類を見ない技術で製造されています。最高の純度を誇る“安来鋼”を使い、それを約800度から水で一気に冷ます“焼き入れ”で得られる切れ味、強靭な包丁にするための“焼き戻し”など、厳密な温度管理で職人が一本一本を手作りしています。
    その中でも堺菊守が提供する最高峰の品質の包丁が「重陽」と「菊月」です。

    「重陽」は最高の使い心地と美しさを兼ね備え、和包丁の最高峰を体現した堺打刃物の結晶です。最高の素材、最高の職人、最も手間の掛かる仕上げで打刃物本来の機能と美しさを極限まで高めた逸品です。
    「菊月」は素材や技術、そして手がける職人は同じく最高峰です。お好みに合わせて多様な仕上げをご用意しました。和包丁の美しさと魅力を感じていただける、こだわりのある一本です。

    どちらも高価ですが、それだけに品質に一切の妥協をしていません。ともに使う楽しみを与えてくれる最高の道具であることを、堺菊守がお約束します。

    日本で菊は長寿の象徴として扱われ、気品ある姿と高貴な香りが親しまれてきました。「堺菊守」の名は、菊の守り人という意味です。
    旧暦九月は菊が咲き乱れる月として「菊月」と呼ばれます。中でも陽が極まり縁起が良いとされた九月九日には菊を用いて長寿を祈っていました。それが菊の節句とも呼ばれる五節句のひとつ「重陽」です。
    その故事に習い「重陽」と「菊月」を堺菊守を象徴するブランド名としています。

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